守りつづける、いのち――オーシァン愛馬の会

オーシァン愛馬の会は、北海道白老町に日本で最初につくられた引退馬の養老牧場「イーハトーヴオーシァンファーム」の閉鎖によって行き場をなくした三頭の高齢馬を自らの牧場に引き取った浦野正義を中心とし、三頭が触れあいを通じて人々に癒しをもたらし、残る余生を穏やかに、幸せに暮らせるようにと願って設立した団体です。

 

 

人と馬が触れ合う穏やかな時間の流れる場所をつくりたい

私は、長い乗馬経験を通して馬という生きものと、役目を終えた馬たちの悲しい末路を知

りました。そして北海道へ移住し、馬を預託しながら日本初の馬の養老牧場「イーハトー

ブオーシァンファーム」で働いたのちに、自ら「浦野牧場」をつくって高齢馬を飼うよう

になりました。その後、「イーハトーヴオーシァンファーム」の閉鎖に伴い、行き場のない

三頭の高齢馬が残されたことを知り、傍観する事ができませんでした。

 

養老牧場「イーハトーヴオーシァンファーム」の創設者である初代場長(故人)が

「人にたくさんの喜びを与えてくれる馬たちへ恩返しをしたい」

「この牧場で馬たちと触れ合い、馬のことをもっと深く知って欲しい」

という願いから、日本初の養老牧場を誕生させたお気持ちを考え、この三頭の引き取りと

養育を決意しました。

 

三頭の高齢馬が、「浦野牧場」を終の棲家として穏やかで幸せな余生を過ごせること。

また、高齢馬と触れ合い、人々がストレスから解放されて心穏やかな時間を過ごし、命の

大切さを考えるきっかけをつくれればと願い、引退馬ネットのサポートを受けて「オーシ

ァン愛馬の会」を設立することといたしました。

ご支援よろしくお願い申し上げます。

 

 

 2017年秋

オーシァン愛馬の会

浦野 正義

 

オーシァン愛馬の会・支援者募集

オーシァン愛馬の会では安定して3頭の馬たちを繋養するために、引退馬協会の対外支援事業「引退馬ネット」のサポートを受け、会員制度を設けています。

1口=2000円(月)から、以降1000円単位でご参加いただけます。

 

2024年10月現在、24名 36.5口 73,000円相当のご支援が集まっています。

 

 

ご入会はこちらから: 入会案内 (会則を確認し、入会フォームへと進んでください。)

 

メリー

享年31歳 牝馬

「乗馬を通して一人でも多くの人に馬の愛らしさ、賢さ、素晴らしさを知って欲しい」と願った「イーハトーヴオーシァンファーム」初代場長の忘れ形見です。三頭の中では最高齢ですが、美しい栗毛の馬体で、弱った脚でしっかりと踏ん張り、心の強さを見せています。

※メリーは2020年11月17日に永眠しました。

 

イブキダイハーン

享年28歳 セン馬

重賞勝ちこそありませんが、H6年のスプリングS(G2)ではナリタブライアンの3着、NHK杯(当時G2)ではナムラコクオーの2着と健闘しました。8歳まで競走馬として走った後、乗用馬となり、17歳の時に引退して「イーハトーヴオーシァンファーム」へ。

栗毛の美しい馬体で、おとなしい性格から多くの馬仲間を和ませるお役目を立派に果たしてきました。

※イブキダイハーンは2019年2月3日永眠しました。

 

 

ホクトヴィーナス

29歳 牝馬

アングロアラブを父に持つ元競走馬。競走名はイワノダンシング。北海道競馬で3戦0勝。競走馬としては活躍できませんでしたが、かつては優秀な乗馬でした。メラノーマを患っています。大好きなメリー、ガレット亡き今、牧場の仲間たちも穏やかな日々を送っています。

 



クラウドファンディングが終了しました

Aportにてクラウドファンディングは目標額の120%に到達いたしました!
たくさんのあたたかなご支援に感謝申し上げます。

 

支援者をウェブサイトに掲載させていただきました!


今後のご寄付は、引退馬ネット事務局でお預かりいたします。
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