5月に入って、牧場の周囲の山の桜も咲き始め、木々も、枯れ木から緑色の美しい風景に変わりました。そして、一雨毎に緑が濃くなり、一気に春から初夏に移ってゆきました。遅咲きの放牧場の老木の桜も今年も頑張って花をつけ、見ていると励まされます。
奥には桜の木
風景に合わせるように馬たちも夏毛に変わり、きれいな毛並みになりました。5月の中頃に、知り合いが自宅の庭で飼っていた、ポニー2頭が、やってきました。サクラとスミレと言う、牝馬です。ポニーたちは、皆、広尾の同じ牧場から来ました。クリは8歳、スミレは9歳、サクラは7歳、アイは5歳です。(推定)サクラとアイは姉妹です。寂しかった放牧場が急に賑やかになりました。今までカレットから離れなかったホクトは、スミレと仲良くなり、アイはサクラといつも一緒にいるようになりました。何故か分かりませんが、クリとカレットは仲間外れになり、それぞれ離れて草を食べるようになりました。ホクトが幼稚園の引率の先生のようでもあり、女子会をしているようでもあります。ホクトはカレットには見向きもせずにスミレの馬房にスミレと一緒に入ろうとします。アイもサクラと一緒にいるほうがクリといるより良さそうです。
白いのがサクラ、茶色いのブチがアイです。
サクラは小さい時は、アイと同じようにブチでしたが、色が抜けて白になりました。
年齢の順番からいって、カレットが先に逝き、ホクトが1頭残される事になっても、スミレが居ると寂しくないと思いますので、少し安心出来ます。何時までスミレたちが此処に居るかは分かりませんが。
新型コロナの緊急事態宣言が解除され、会員の皆さんが、来られても、楽しい光景を見ていただけるのではないかと思っています。