6月に入ると、本州は大雨の被害が出るような不順な気候が多く、梅雨空が続いてましたが、北海道の牧場の辺りは、真夏の様な暑い日が続き、良い天気の日が多い気候でした。木々も緑濃くなり、牧草も草刈りが追いつかないほど伸びるのが早く、馬たちにとっては良い季節の到来です。
そんな中で、先月倒れて、奇跡の回復を果たしたカレットは、6月7日朝、馬房で倒れていました。
オーナーも再び駆けつけ、徹夜の看病を尽くします。カレット自身も、食欲もあり、腰に力が入らないだけで他の機能は正常です。何度も立ち上がろうと頑張ります。丸2日頑張りました。しかし、奇跡はおきず、このままでは苦しませるだけなので、オーナーは再び安楽死させる事を決断しました。遂に奇跡は起きず、6月9日、15時15分、獣医師の手でカレットは永眠しました。合掌。
たった1頭の相棒を亡くしたホクトヴィーナスは、馬房ではカレットを捜して放牧場を眺め、えさも食べず、熊癖を繰り返します。放牧場では、クリやアイが居るので、淋しいですが、まだ大丈夫です。夕方、厩舎に入ろうとせず、カレットを待っています。そんな状態が続いてもう1カ月になろうとしてます。時間が解決してくれると思いますが、今回はカレットの代わりがありません。少し長引くかもしれません。
カレットのいない放牧地
私と19年間、共に暮らしてきた猫を6月3日に亡くし、さらに7年近く世話をしてきたカレットを自らの手で永眠させ、悲しみに沈んだ、暗く淋しい牧場になりました。
実は6月始め、牧場の回りをうろついていた野良猫が乾草の中で6匹の子供を生んでいて、保護しました。仔猫たちはすくすくと元気に育って、可愛くなり、そんな雰囲気を慰めてくれる存在になってます。
しかし、それでもなお、ホクトの事が心配な毎日です。早く立ち直って欲しいものです。
野良猫が産み落とした子猫たちを保護